Cloudflare とはどんなサービス?
引用 : Cloudflare 公式サイト
Cloudflareは、インターネット上で運営されている最大のネットワークの1つです。 ユーザーは、Webサイトやサービスのセキュリティとパフォーマンスを向上させる目的でCloudflareサービスを利用しています。
引用 : wiki
コンテンツデリバリネットワーク(CDN)やインターネットセキュリティサービス、DDoS防御、分散型ドメイン名サーバシステムを提供するアメリカ合衆国の企業
提供サービス例 (2022/01 時点)
- CDN
- 静的コンテンツ (JAMstack) ホスティングサービス
- Web Sever
- セキュリティ (Waf・DDoSの保護)
- Faas
- DB(KVS)
- DNSサービス
- VPN
- ...etc
どれもCloudflareの一面としては正しいかと思いますが、あくまで一面かと思います。
それぞれのサービスの競合と比較してみましょう。
CDNとしての競合
- Akamai
- Fastly
- StackPatch
- AWS (CloudFront)
- GCP (Cloud CDN)
- Azure (Content Delivery Network )
- ...etc 多数のCDNサービス
Jamstack hostingとしての競合
- vercel
- netlify
- AWS (Amplify)
- GCP (Firebase)
- ...etc
Web Severとしての競合
- Nginx
- Apache
- LiteSpeed
- Microsoft-IIS
- ...etc
参考 : 12月Webサーバシェア
VPN (Cloudflare WARP)としての競合
- AWS (AWS VPN)
- GCP (Cloud VPN)
- ExpressVPN
- CyberGhost
- Private Internet Access
- PrivateVPN
- IPVanish
- ... etc 多数のVPNサービス
競合比較サマリー
Cloudflareは大手クラウド(AWS・GCP・Azure)程の守備範囲はありませんが。
それ以外は競合会社が異なり、競合会社より比較的大きな守備範囲があると言えるのではないでしょうか?
また、大手クラウド以外は基本比較されるものではないでしょうか?
- vercelとakamai
- ApacheとFastly
上記を比較する事は無いのと思われますが、Cloudflareは比較対象になります。
また、大手クラウドにないユニークなサービスもあります。
JAMstack競合との比較
vercel・netlify比ではCloudflare側の方が現状守備範囲も広く。
またサービスが作成された順序で比較した場合、Jamstack(Cloudflare Pages)の提供順番は遅く後発です。
Jamstack単体で比較した場合現状vercel・netlify等に負けてる箇所も多くあります。
CDN競合との比較
CDN専業大手Akamaiと比較した場合より大きな守備範囲となっており。
また、比較的近いFastlyやCloudfront等と違い、キャッシュする素材を選択しなくていい特性を持っています。
大手クラウド(AWS・GCP・Azure)との比較
次に大手クラウド(AWS・GCP・Azure)と構成図を大まかに比較してみます。
大手クラウド(AWS・GCP・Azure)の構成図例
AWS構成図例1
画像引用 : AWS公式より
AWS構成図例2
画像引用 : AWS公式より
Cloudflareの構成図例
Cloudflare構成図例1
画像引用 : Cloudflare公式より
Cloudflare構成図例2
画像引用 : Cloudflare公式より
構成図例比較まとめ
AWSを例に出しましたが大手クラウドは自由な構成ができ、基本的には囲い込み構成図が多く
対してCloudflareは
外部リクエスト → Cloudflare → 他社ホスティングサービス
とリバースプロキシ構成の他サービス連携のパブリッククラウド及びハイブリッドクラウド構成が多くなります。
画像引用 : wikiより
またCloudflareの各サービス(CDN・JAMstack hosting・waf・ddos攻撃対策・VPN)は基本固定構成で、元から提供されていたり多少の設定等で済み設定周りでも差異があるかと思います。
Cloudflareについて
上記のようにCloudflareをCDN・JAMstack等、単体サービス毎に比較してもCloudflareの理解は進まないかと思います。
本ブログではCloudflareをCDN・JAMstack等の1サービスとして紹介するのではなく、単体で使用できるサービスもありますが
- 大手クラウドを利用中の層
- オンプレの層
- レンタルホストの層
- リモートワークの為にVPNが必要になったライト層
- 静的ホスティングページを作成したいライト層
と様々な層の方に
- セキュリティ
- Waf
- DDos攻撃対策
- VPC
- DNS
- CDN
- コンテンツキャッシュ
- CDN エッジ JAMstack ホスティング (Cloudflare Pages)
- CDN エッジ Faas (Cloudflare Woker)
- VPN
- 認証
- SSL化
- SSL鍵の管理
等、上記のような導入メリットのあるサービスをCDNエッジで動作する。 エッジコンピューティングサービスとして発展している、という視点で紹介してみようと思います